こんにちは!リスタートトラベルの野中です。

今回は、糖尿病でインスリンを使用されている方が海外旅行に行く時に役立つ情報について、まとめました☺

血糖の変動は普段よりもしやすい

食文化や、観光などで食事時間が変わったり、観光などで運動量が普段より増えたり減ったり・・・

血糖コントロールが必要な方が海外旅行(もちろん国内も)に行くと、普段よりも血糖が変化しやすくなります。

だからこそ、旅行中も血糖値の変動をできるだけ少なくするためにできる対策を知っておくことや、対処法をしっていると安心ですよね。

旅行前の準備

①旅行前診断

旅程表を持って、主治医か、旅行医学会認定医相談した上で必要な日数分の薬やインスリンの処方とアドバイスを受けましょう。

その時、特に時差のある旅行先へ移動する場合は、注射の量とタイミングや食事などのアドバイスをもらうとGoodです⌚

②持ち物

アラートカード・旅行用英文診断書、英文薬剤証明書

使い捨ての注射器は麻薬・違法薬物の使用に悪用されるのを防ぐためにチェックされます。

手荷物検査の際に、医師によって書かれた適切な証明書の提示が出来ないと、没収となることもあります💦

③持っていくインスリン注射の量

旅行日数分プラス予備として1週間分を機内荷物に入れましょう。

これは他の薬も同じですが、インスリンの場合、預け荷物に入れると、冷凍されて使えなくなることもあるので注意です!

※注射針を持ち帰る容器もあるとベターです。

補食

食事が遅れた時に役立つお菓子などを準備しておきましょう。

旅行中の注意点

①低血糖

低血糖の対策
ブドウ糖など、すぐ手に届くところに入れて持ち歩きます。

②生活習慣

食事は、できる限りいつものカロリーを意識してとるようにしましょう。
食事内容などについては個人差があるので主治医に何に気をつければよいかなどアドバイスをもらうことをおすすめします。

運動が少ない時はホテルの周りを散歩するなどがおすすめです。

③体調を崩してしまったら

無理せず休息をとり、それでも症状改善しなければ早めに現地の医療機関にかかるようにしましょう。

④履き慣れた靴で

靴ずれなどがおきないように、履き慣れた靴を履きましょう。

インスリン注射について

超速効型インスリン製剤や速効型インスリン製剤

食前に打つ超速効型インスリン製剤や速効型インスリン製剤はそのまま食前に打つのが一般的です。

特効溶解型など作用時間の長いインスリン製剤

作用時間の長いインスリンは、フライト中、時差によって増やしたり減らしたりする必要があることも多いので医師に事前に確認して忘れないようにしましょう。

また、案外見落としがちな、インスリンの使用期限や、保存方法などに注意しましょう。

冷蔵保存のものは、保冷パックなどを利用すると便利ですよ☺!

看護師スタッフより

旅行中は血糖値が変化しやすく、注意は必要ですが、準備と自分の症状に合わせた旅行計画を立てて、現地で過ごすことができれば、きっと血糖コントロールしながら旅行を安心して楽しめます☺

旅行をきっかけに、自分の身体や症状や、血糖値の変動や対策と向き合うことで、旅行に行く前よりも、上手に付き合えるようになっていただけるようになっていただけることがリスタートトラベルの願いです。

ここには書ききれないこともたくさんありますし、お一人お一人、対策は違ってきますので、普段の様子などもしっかりお話を伺いながら、主治医と連携もとって安全で楽しい旅のお手伝いをさせていただきます☺

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