こんにちは!リスタートトラベルの野中です。
今回は持病があってもなくても、海外に行く時にあると安心な「アラートカード」についてご説明します。
アラートカードとは

持病があってもなくても、外国語が話せても話せなくても、万が一、海外で突然倒れてしまったり、病院に受診することは海外旅行をする上で心配ごとの一つだと思います。
そういった緊急時にあると安心なのがアラートカード (メディカルアラートカード) です☺
海外で病院に搬送してもらえた後、持病のために使ってはいけない薬、アレルギーなどの情報を海外でも正しく伝えられるかどうかは命に関わる重要なことです。
アラートカードは、救急隊の方・病院で対応する医療者がすぐに状況を判断できるよう、英語やその国の言葉で病名やアレルギーなどの情報を書くことで、 最低限必要な自分の命を守る情報を簡潔に伝える手段となります。
アメリカ・カナダ・ヨーロッパでは、以前からメディカルブレスレットやメディカルネックレスとして情報を付けていた背景があるのですが、最近では、カードとして身につけることが一般的となりました。
アラートカードを持っていったほうがいい方

特に、糖尿病や心臓病、重症アレルギー、重症喘息を患っている方、透析をされている方は、絶対に持っていくことをおすすめします。
他の持病でも、緊急時に適切に対応してもらうために持っていくと安心です。
持病などがなく健康な方でも、アラートカードを使うと、健康であること、お薬に対してアレルギー疾患がないことを証明することが出来るので緊急時に治療までの時間短縮につながりますよ。
(例) 糖尿病・アレルギーがある方のアラートカード
アラートカードを作成するには
方法としては大きく分けて3つあります。
- 安全カルテを使って作成する
- 旅行会社など、アラートカードを作成している所に委託する
- オリジナルで作成する(ご自身で作成する)
内容としては、英語・日本語それぞれで、氏名・病名・アレルギー反応・主治医名・緊急の連絡先・既往歴などを書きます。
必ずこれでないといけないという決まりはないですが、あくまでも緊急時の対応を適切にするためのものなので、表記が正確かつ簡潔であることが大切です。
持病がある方の詳しい病状などは、英文診断書に記載してもらいましょう。
安全カルテは日本旅行医学会から出版されている書籍で購入できる冊子です。
その中にアラートカードがついているのでご自身の情報を記入していきましょう。
オリジナルで作成する場合は、必要情報をはがき大の用紙にプリントし、名刺大のカードとしてラミネートすると作れますよ☺
アラートカードの使い方

大切なことは常に身につけておくこととわかりやすい所に入れておくことです!!
理由は、たとえ意識がなく、救急搬送される場合でも、救急隊や病院で見てもらいやすくするためです。
財布の中に入れておく方が比較的多いですね。
また、文の書いている側を上にして読んでもらいやすいように持ち歩きましょう。
もちろん、意識がある時は自分で提示しましょう!
看護師スタッフからのアドバイス
アラートカードは、海外での緊急事態に備え、お客様の情報を的確に医療者に伝えられて、早期治療に繋がるだけでなく、医療ミスを防ぐことにも繋がる命を救うカードになります🚑
もちろん、アラートカードを使うことなく、ご帰国されることが一番ですが、準備をしっかりしていくことで旅行中の不安が一つ減り、安心材料が一つでも増やせますよね。
わからないこと、不安なことなどがあれば、些細なことでもお問い合わせ下さいね☺