こんにちは!リスタートトラベルの野中です。
持病がある方は海外旅行に対して、漠然とした不安はあるけれど、実際にどのような準備をしたら安心なのかわからないという方も多いかと思います。
インターネットでは保険の情報は多く、保険に加入することや保険選びが重要視されがちですが、実は他にも準備しておくと安心なものはいくつかあります。
今回は、保険以外にも持病がある方には海外旅行を安心して楽しむために絶対に知っておいてほしいことについて(今回は項目をざっくりと)ご紹介します☺
※保険やこの記事内に出てくる書類などの詳しい内容・作成方法は別の記事を作成しています。
旅行準備の一つとして検査や健康診断を受ける

✔持病に関しての出発前チェック
ご自身の持病がコントロールされているかどうかを海外旅行の前にチェックしておきましょう。
薬などを使用していたとしても、急性期を脱していて、上手くコントロールできていれば海外旅行は可能なことが多いです。(医師に相談は必要)
✔特に検査をおすすめする方
海外で、脳卒中や心筋梗塞で倒れる方は、事故などよりもかなり多いですが、これらは海外旅行が原因ではなく出発前からリスクとしてもっておられる方がほとんどです。
リスクのある方は、虚血性心疾患や脳卒中の既往がある方や、糖尿病・高血圧症・高脂血症・肥満を抱えた方などは脳ドックや心臓ドックを受けることをおすすめします。
安心して旅行に行くために、また、ご自身の健康を把握するための良い機会として、パスポートを取りに行くのと同じ感覚で(笑)ご自身の健康チェックを行いましょう。
命を守る書類の準備

国によって差はありますが、ヨーロッパやアメリカなど医療機関は発展している国はたくさんありますが、言葉の壁や、急に倒れてしまってご自身の身体のことを上手く伝えられないのが不安の一つだと思います。
「アラートカード」や「旅行用英文診断書」または「安全カルテ」などの英文で用意したご自身の医療情報がいざという時、お客様の【命を守る書類】 となると私達は考えています。
アラートカード
アラートカードはアレルギーなど 緊急時に使える最重要の情報を書いたもので、名刺サイズで財布などに入れて、身につけておきます。
英文診断書や安全カルテ
英文診断書と安全カルテは、作成方法や費用に違いはありますが、ご自身の身体のことを細かく記載した書類で、医師のサインが必要なものです。
海外で医療が必要となった場合に最も大事なものの一つですので必ず準備するようにしましょう。
ただし、残念なことに、一部出回っているものの中には、 実際に役に立たないような病名の薬の記入しか出来ないような記載内容の責任の所在が不明で利益目的のものもありますので、選ぶ際には注意しましょう。
薬や注射器を持参するときの注意

薬剤や注射器は、手荷物として、機内に持ち込むことが原則です。
英文薬剤診断書も作成しておくと、通関やセキュリティチェックでのトラブルが防げます。( 英文診断書や安全カルテで代用することが可能なケースも多いです)
海外で治療を受けたとき

国によって差はありますが、海外でも、準備さえしていけば安心して医療自体は受けられます。ただ治療内容や金銭的な所は気になる方も多いと思います。
海外で受けた治療内容を日本の主治医にきちんと伝えるには
海外で治療を受けた時には、必ず、退院時サマリーをもらい、主治医が帰国後に 治療内容や経過を知った上でフォロー出来るようにしましょう。
海外の病院での会計証明書と領収書は必ずもらうように
会計証明書・領収書は保険の請求と、年度末の税金控除に必要です。
きちんと手続きすることで、無駄な高額の出費は省くことが出来ますよ。
看護師スタッフとして言えること

特に持病がある場合、少し面倒かもしれませんが、事前準備をしっかりしているかしていないかで、万が一の時に取れる行動や周りの対応が全くと言ってもいいほど変わってきます。
リスタートトラベルは旅行のプロと医療・介護のプロがおり、大手ではないからこそ、 お客様お一人お一人に合わせた準備や旅行計画から完全オーダーメードで最高の旅のお手伝いが出来ると信じています。
私達は、簡単に行ける旅じゃないからこそ、感じる旅の感動や楽しさ、旅が出来ることへの感動がたくさんあると思っています。
お客様のご旅行がより思い出深く最高のものになりますように祈っております✨