
設立趣旨
『旅』をする喜びや楽しさを多くの方に感じてほしい。
私たちが定義する「旅」とは「日常とは異なる景色や文化、価値観に触れる機会の創造であり、新しい出逢いが新たな目標や楽しみ、気づき、希望や可能性を見つけるに至る一連の過程」を指します。全ての人にとって、人と時間、出逢い、体験がクロスする場所や機会をつくることが私たちの実現したい「旅」の第一歩であると考えます。
この行動は広くすべての人々に公平に与えられるべき機会であり、何らかの社会的・心理的・機能的な障がいによって制限されるべきことではないと考えています。しかし、現代の日本では、病気や障がいといったハンディキャップと共に生きる時、その困難に寄り添う医療や福祉、療育や介護など公的サービスは充実しているものの、現状維持を目的とした支援が優先となる傾向が強く、私たちが提案する「旅」のような未知の経験を高める行為は安易にリスクとして捉えられていると言えます。
また国際化・多様化が求められる社会情勢にあって、機能的な問題はなくとも家族構成、国籍、貧困など社会的、経済的等においてマイノリティーであるがために、私たちが提唱する旅の機会が得にくい方、あるいはその旅の機会を求めるに至らない環境にある方が存在し、様々な支援の狭間で埋もれている事実が存在します。
そこで当団体はハンディのある家族をもつ者、医療や福祉の専門職、ひとりひとりに合わせたオンリーワンの旅を提供したいと願う旅行業のエキスパート等が集い、年齢や性別、国籍、病気や障がいのあるなし等に関わらず、全ての人が旅から生まれる気づきや心理的成長を阻害されるべきではないという考えのもと、誰しもが自由に旅できる社会づくりの一助となるべく設立します。それは、単に「旅」する人が増えることではありません。何らかの困難さを抱く人が自分の可能性を信じ挑戦する行動、すなわち「旅」は、人々の心を動かし、周囲へと伝播し、互いの挑戦を称えあう人財と文化を育むことを指します。
また、「旅」文化を醸成するための拠点づくりも行います。多様な「旅」の実践ノウハウを集積し、次世代の人財育成を進めることで持続可能な仕組みへと発展させます。
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